
いつも見守り、「がんばれ」と励ましてくれる。
そんな、あなたの“一番星”は誰ですか?
■監督 土井裕泰
■脚本 吉田紀子
■キャスト 妻夫木聡、長澤まさみ、小泉今日子、麻生久美子、塚本高史、
森下愛子、中村達也、平良とみ、船越英一郎、橋爪功
□オフィシャルサイト 『涙そうそう』
おススメ度 ⇒★★★☆ (5★満点、☆は0.5)
cyazの満足度⇒★★★★
予告編が劇場に流れるようになって、絶対に観たいと思っていた作品です。
妻夫木クン好きのかみさん、まさみちゃん好きの僕、全くノー・プロブレムで観るべくして観た作品でした。
予告ですでに危うい感じだった我が夫婦、案の定泣かせる映画にはもっとも弱点が目立つ性格ながら、
本当に泣かされてしまった映画です。
異母兄弟愛を描くこの作品、本当の兄弟でないことを知りつつ小さい頃からお互いに相手を思いやる兄弟。
そのストーリー展開は今の現実の世界ではありえないようなあまりに理想的な感じだが、この妻夫木聡、
長澤まさみの二人のキャラが、この映画を観る側が自然体で観れる不思議な感性を持っているような、
ややいい風に催眠をかけられたような感じがした。
妻夫木クンは今までの作品を観ても決して主演男優賞って感じの演技こそないけれど、若手の中では
群を抜く俳優さんだと思える。 色がないようでしっかり妻夫木カラーを持っている役者さんだ。
なんだろう、観ていて安心できる役者さんだと言ってもいいだろう。
おそらく、吉田紀子さんの脚本のにいにいの存在はまず彼をおいてなかったんだろうと僕は思う。
長澤まさみちゃんは相変わらずいい雰囲気ですね~(個人的に好きだということを省いても)
特に先の『タッチ』や『ラフ』よりはこのカオルがとても合う。 インタビューや私生活では結構天然な
ところもあるみたいだが、過去の演じた主人公は先の2作を除けばほぼパーフェクトだと思える。
この映画は沖縄が舞台の琴線にふれる作品だが、彼女がかつて出演した沖縄が舞台の映画、
『深呼吸の必要』も彼女にとって彼女の演技の幅を広げることのできる作品である。 もちろん誰の心にも、
『世界の中心で、愛をさけぶ』の亜紀が彼女の当たり役であることは間違いない。 でもこの『深呼吸の必要』の
加奈子も是非観て欲しい。 彼女がいい女優さんになるのに必要な栄養を与えている映画でもあるからだ。
おばあちゃん役の平良とみさん、そもそも沖縄出身なので違和感もないし、短い時間の出演ながら
この映画のウェイトは大きい。 「涙そうそう」とは、沖縄の方言で、「涙がとめどなく流れる、ポロポロ
止まらない」という意味。 泣きたいときは、我慢しないで、思いっきり泣けばいい。 泣くだけ泣いたら、
もう一度明日に向かって歩き出そう・・・。 ラストシーンでのカオルにかけたおばあの言葉こそが、
この映画を集約している。 もちろん僕も手放しで泣けた。
沖縄を舞台に描かれるこの映画、内地時間ではなく、沖縄の美しい海や植物、そして何によりも
ゆったりした時の流れは崩さないで描かれることを期待していたのだが、しっかりそこは土井監督
(下の写真、一番右)に「どうだ」と言われそうないい出来だった。
そうそう(←タイトルと意識はしていませんが)余談ですが、あるFMラジオで土井監督がゲストで出演されたとき、
「最近感動した映画は?」とパーソナリティに問いかけられ、惑わず『フラガール』と答えられていました。
泣けたそうですよ(笑) 優ちゃん、しずちゃん、聞いてる(笑)?